【▼この話の概要】
士業は、「人が商品」とも言える仕事です。
つまり、プロフィールは、「あなたという商品・サービスの、商品説明」とも言えます。
いわば、あなたという商品・サービスの、誕生秘話・開発秘話ですね。
他の士業事務所と差別化するプロフィールの書き方の文例も解説しますので、ぜひお聞き下さい。
※ここでいう士業とは、税理士・行政書士・社会保険労務士(社労士)・司法書士・弁護士を指しています。
【▼トーク内容:タイムスタンプ】
↓ 以下の時間部分をクリックすると、該当箇所にジャンプし、すぐにお聞き頂けます。
(0:00) - イントロ
(0:09) - はじめに
(1:21) - ずばり、士業のプロフィールには「ストーリー」が大事
(2:53) - 「Why(なぜ)」の重要性
(4:55) - ストーリーは記憶に残りやすい(例:桃太郎)
(6:36) - 魅力的なストーリーの型(ヒーローズ・ジャーニー)
(8:16) - 伝わるストーリーの書き方:5つの要素
(10:01) - (1)平凡な日常
(11:43) - (2)事件・困難
(13:11) - (3)そこから得られた気づき
(14:36) - (4)成長・達成
(15:25) - (5)使命・未来
(16:41) - まとめ
【▼当社の特徴】
私たちは、士業(税理士・行政書士・社会保険労務士・司法書士・弁護士・各種コンサルタントなど)専門の、ホームページ制作&Web集客支援を行っています。「勝てる業務分野の調査」「売れる文章の作り方」「質の高いアクセスアップ」の3ステップを軸に売上アップをサポート。
士業HP集客のコツを解説した、【無料の動画講座】はこちら⇒ https://cf.sigyou-school.biz/3step-basic-opt1
SNSでシェアする
【このポッドキャストの文字起こし(要約)】
■士業は、プロフィールが命
士業は、人が商品です。
あなた自身を説明するための自己紹介が重要です。
まるで誕生秘話や開発秘話のようなものです。
プロフィールを分かりやすく伝えるには、ストーリーを用いることをお勧めします。
なぜストーリーが重要かというと、士業の数が非常に多いからです。
例えば、このポッドキャストを収録している時点で、税理士は8万467人、行政書士は53,145人、社会保険労務士は約5万人、司法書士は23,079人、弁護士は44,928人もいます。
お客様にとっては、どのサービスも似たりよったりで違いがわかりにくいのです。
サービス内容だけでは差を伝えづらいため、「なぜ、あなたが今の仕事をしているのか?」というストーリーを伝えることが重要です。
■Why(なぜ?)の重要性
この「なぜ」は非常に重要で、リーダーシップ理論で有名なサイモン・シネックさんの本「Whyから始めよ!」で簡単に解説されています。
●What(何を売っているか?)の例: 障害年金申請
●How(どのような)の例: 着手金0円です
●Why(なぜ?)の例: 自分自身が障害を持っていて、こういう経験があって、障害をお持ちの方の力になりたい!と思い、障害年金申請を仕事にしている
この「Why」の有無によって、お客様の反応はまったく変わってきます。
ストーリーは記憶に残りやすいのです。
中学生の時に勉強した英単語や年号は忘れてしまっても、「ももたろう」のストーリーは覚えているのは、ストーリーが記憶に残りやすいからです。
■魅力的なストーリーのパターン(型)
魅力的なストーリーには、ヒーローズ・ジャーニーと呼ばれるパターンがあります。
これは米国の神話学者ジョーゼフ・キャンベルが世界の神話を研究し、まとめた理論です。
彼の著書「千の顔をもつ英雄」に詳しく解説されています。
実は、人気のハリウッド映画などはほぼすべて、このヒーローズ・ジャーニーの流れで作られています。
例えば、「スター・ウォーズ」「ハリーポッター」「タイタニック」「ライオンキング」「カーズ」などです。
主人公が登場し、冒険に出かけ、新しい仲間に出会い、困難に立ち向かい、悪役を倒し、そして生まれ変わって故郷に帰ってくるという普遍的なストーリー構成を、あなたのプロフィールにも使ってみましょう。
つまり、なぜあなたが今の仕事をしているのか、なぜその業務(相続、障害年金、税務顧問など)に特化しているのか?をストーリーで伝えるのです。
ただ、ストーリーと言われても、どのように書けば良いかわからない方も多いでしょう。
そこで、ヒーローズ・ジャーニーの流れを解説します。
■魅力的なプロフィールのパターン(型)
実際には物語には12の段階がありますが、細かすぎると実践が難しくなるため、簡略化して5つのステップで説明します。
流れ:
平凡な日常: 最初、主人公は平凡な日常を送っています。
事件・困難: 何かのきっかけで、主人公は深く悩みます。
そこから得られた気づき: 困難の中で、主人公は気づきを得ます。
成長・達成: 主人公は困難を乗り越えて成長し、目標を達成します。
使命・未来: 主人公は新たな未来を描きます。
■士業のプロフィールの書き方・例文(税理士の場合)
(1.平凡な日常)
当事務所は、介護業界に特化した税理士事務所です。
ただ、最初から介護業界に特化していた訳ではありませんでした。
最初は、どの業界にも特化しない、一般的な税理士事務所でした。
しかし、とある出来事をきっかけに、介護業界に特化しようと決めたのです。
それは何だったのか?と言いますと…
(2.事件・困難)
顧問先から「あと1週間で潰れそうです」と悲鳴
ある時、顧問先の介護事業所が、経営難に陥りました。
助けてください!と言われたのですが、介護事業のノウハウも知らず、すぐに有効なアドバイスが出来ませんでした。
その時は猛勉強の末、拙いながら必至にアドバイスしサポートし、なんとか倒産を回避できました。
お客様にも喜んでもらえたが、自分としては単純には喜べなかったのです。
(3.そこから得られた気づき)
調べて分かった、介護事業所の三重苦
もっと知識・経験があれば、もっと早く解決できたのでは?
経営難になる前にアドバイスし、未然に危機回避できたのでは?
そう思い調べれば調べるほど、介護業界の厳しさが分かりました。
・高い離職率
・介護保険制度の改正や報酬改定
・職員不足でシフト組みに四苦八苦
介護業界のこの厳しさを知らず、これまで記帳代行と税務申告しかしてこなかった自分を、猛烈に恥じ、後悔しました。
「私は、お客様のことを、何も分かっていなかった」と…。
(4.成長・達成)
介護事業所を救いたい
税理士が一般的にやっているような、記帳代行などだけでは、厳しい介護業界では生き残っていけない。
そう感じ、介護事業に特化した税理士事務所になろうと決意しました。
介護業界に特化したことで、一般的な記帳代行だけでなく、
・稼働率の高め方
・職員の採用方法
・介護事業所の立ち上げ支援
などもコンサルティングできるようになりました。
(5.使命・未来)
「税理士事務所」ではなく「伴走者」でありたい
今では、顧問先は50事務所を超え、ある顧問先で出た成功事例を、他の顧問先に共有したりして、一致団結して業績アップを目指せています。
単なる「税理士事務所」ではなく、介護事業所の経営面もサポートできる「伴走者」として関わり続けていきたい。
強くそう思っています。
あなたも、この仲間に入って頂けたら、これほど嬉しいことはありません。